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2019-10-18:

スティーブ ・ジョブズ氏による米スタンフォード大卒業式でのスピーチ(2005年)

スティーブ ・ジョブズ氏が、2005年に米スタンフォード大学の卒業式で行ったスピーチは、自らの生い立ちや闘病生活、これまでの自身の経験に基づくメッセージを語り、多くの感動を集めました。

スピーチの中でジョブズ氏が語ったのは、3つの大切な事です。

1つ目は"点と点をつなげる"ということ。
大学を退学する決意をしたジョブズ氏は、興味もない授業を受ける必要がなくなりました。そこで、自分の興味の赴くままに潜り込んだ講義で得た知識が、将来最初のマッキントッシュを設計した時に役立ちました。
将来をあらかじめ見据えて、点と点をつなぎあわせる事などできません。
今自分がやっていることがいずれ人生のどこかでつながって実を結ぶだろうと信じるしかないのです。

2つ目は"愛と失うこと"についてです。
ジョブズ氏には二十歳の時に自らが立ち上げたアップルをその10年後に解雇され、全てが消えてなくなった時代がありました。全てがなくなった時、もう一度挑戦者になった彼は今までよりもより自由に、クリエイティブになり再びアップルに戻ることとなったのです。そこにあったのは、信念を失わず大好きだと思える事を信じ、貫いたジョブズ氏の愛があったからです。彼は本当にやりたい事、自分が愛する事が出来る物を決して立ち止まらず探し続けることが大切だと語りました。

3つ目は死についてです。
がんと診断されたジョブズ氏は限られた時間の中で、決して時間を無駄にしてはいけないと考えました。死に直面した彼だからこその言葉です。
大切なのは、自分の心と直感に従う勇気を持つ事。
自分以外の誰かに自分の時間を費やす必要はないという事。

そして最後に彼が出会った言葉でスピーチは終わります。
”Stay Hungry. Stay Foolish.”
”ハングリーであれ、愚かであれ。”
彼自身がそうありたいと願う言葉、そしてこれから自分の人生を歩む人たちへ伝える言葉です。

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